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「限界集落」なんかじゃないよ。|えうれか(五島)#17

堂崎家との別れで久々に号泣し、どんよりした気持ちで助手席にすわっていた私だが、

車窓から見えるのは、あまりにも晴れ晴れした風景たちだった。

まずは、半泊(はんとまり)集落。

昔、多くのキリシタンたちが江戸幕府の手を逃れてたどりついた集落だ。

最近だと、マーティン・スコセッシ監督の映画「沈黙」を見た方はわかると思いますが、

本当に大変な思いをして信仰を貫いた人たちがここで暮らしたのかと思うと、砂利をふみしめる音にすら、歴史の重みを感じてしまう。

 

 

教会は海のすぐそばに建っている。

ここは玉砂利で、波がひくときになると、丸石がぶつかりあってカチコロカチコロ音がする。

「あ、人間がきたぞ」と噂話をされている感じがして、かわいらしい。

この玉砂利たちは、キリシタンたちの壮絶なくらしをすぐそばで見てきたのだろうか。

 

波音と玉砂利の音が心地よくて、ずっと聞いていられそう。

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浅瀬はきれいなエメラルドブルー。風もやさしいし、しばらくぼぉっとしていたかったけど、なんせ今日は最終日。羽田へのフライトという、どうにもならない時間制限がある。

山あいを車でのぼると、パっと開けた場所があった。

風がなんともきもちいい。水平線のむこうから吹いてきた風かもしれないと思うとわくわくする。

さっきよりも晴れた空が、海を青々と染めている。

 

青い空と海は、五島からのお別れのプレゼントのよう。

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少し進むと、不思議な島(岩?)を発見。

「ほげ島」というらしい。

ほげー。

 

ぽかっと穴のあいた、いや、ほげた島。自然って不思議ねぇ

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ほげる、は、方言。穴が開いている、という意味みたい。同行してくださっている、男前釣りマスターいわく、釣りマニア垂涎の釣りスポットなのだとか。

あんなところまで釣りに行くなんて、どうやら釣り人というのは、冒険家も兼ねているらしい。

 

同行してくださっている釣りマスターがいとしそうに見つめる先は、海。いや、その中の魚。

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さらに進むと、限界集落とされて、住民たちが他へ移住したという間伏(まぶし)集落に到着。

限界集落とは、過疎化・高齢化がすすみ、経済的・社会的な共同生活の維持が難しい集落のことだ。

限界。その言葉が胸につきささる。

言いたいことはわかるけど、もっとやさしい言葉にすればいいのに。

限界集落って、要はそこに人が住むのは難しいということ。

なら、人が住めていたことはスゴイことなわけでしょ。

だからたとえば、「記念集落」とかどうだろう。「間伏記念集落」。

だめ?笑 とにかく、もしも私だったら、自分のふるさとに限界なんて付けられたくないなあ、って思ったのでした。

この島に限界なんて、ないんだからっ!どろん。

 

「限界集落」間伏集落。島の美しさに、限界なんてないんだから!

(つづく)