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地元ライターが思う福岡〜離島のギャップ<対馬編> 福岡市内からたった35分で韓国の街並みが見える「山の島」へ

シンガポール経由でバリ島へ出掛ける海外旅行ように、日本の人気都市・福岡市から直行できる「福岡経由離島行き」を楽しめる国内の人気離島5島(壱岐・対馬・上五島・五島・屋久島)の地元ライターが、それぞれの島の魅力を伝えるRe島プロジェクト2018。あなたも福岡の魅力、離島の魅力がまるごと楽しめる旅へ出かけてみませんか?

初回は「福岡市と離島のギャップ」をテーマに、各島のライター陣が島の魅力をお届け。対馬在住ライター・佐々木さんによる福岡〜対馬のギャップとは?

福岡市内から35分。韓国の街並みも見える対馬へ

福岡市内から飛行機で直行できる離島としては、最も短い35分で到着する「対馬」。あなたはどこにあるかご存知ですか?

私は10年前に対馬に来るまで、対馬がどこにあるのかすら詳しく知りませんでした。だって、毎日見ていた天気予報には、壱岐と対馬が隣同士に並べられ、サイズを小さく縮小されていましたから。

はじめまして。長崎県の離島・対馬のライターの佐々木達也と申します。私の出身は長崎県西海市。仕事の関係で10年前に対馬に移り住み、現在はフリーランスの立場から、地元のローカルメディアを中心に、いろいろなメディアで対馬を発信する仕事をしています。

この記事では、そんな私の目線から福岡市内から直行できる離島・対馬の魅力として、大都市・福岡からわずか35分で出会うことができる島の魅力をお届けします。

対馬は、九州本土と朝鮮半島を挟む対馬海峡の間に位置しています。福岡からは北西に125キロメートル。

博多駅を起点に考えると、博多駅〜対馬の距離は博多駅〜大分市までの直線距離とほぼ同じです。

でも、朝鮮半島までは最短距離で45キロメートル。天気の良い日は韓国の街並みが眺望できる「国境の島」です。

対馬出身ではない私が、対馬に来て最初におどろいたのはその「スケールの大きさ」でした。対馬は、南北82キロメートル、東西1キロメートル(最も細い部分で)と細長い島で面積は706平方キロメートル。この面積は、北海道・本州・四国・九州・沖縄本島を除くと、日本で3番目に大きな島であり、東京23区よりも広いことになります。

そんな対馬は、全体の89%が山地という「山の島」。標高200〜300メートル級の山々がみなさんを迎え入れてくれます。1700年前に大陸からやって来た人たちが、「魏志倭人伝』の中で「対馬は山ばかり」と書き残すだけのことはあります。

「山・山・山、そして海」

対馬は離島ですが、「海」というよりも「山・山・山、そして海」という表現がぴったり。そのスケールとともに、私が惹かれているのが「色彩の豊かさ」です。

海の美しさや青さは言うまでもありませんが、それ以上に対馬は山々の色彩が美しいのです。

対馬は「山が美しい」離島

秋になると、対馬は紅葉が見頃を迎えます。自生する楓(かえで)やハゼなどの落葉樹が島内各地で色づき、山々がカラフルの衣をまといます。

紅葉が終わると、山の木々は葉を落とし、対馬の厳しい風に耐えながら春を待ちます。

そして春、5月過ぎからは新緑の季節を迎えます。

新緑の対馬では、「あー、萌黄色とはこのことを言うのか…」とその美しさに息を飲みます。

そのうち季節が夏へ移り変わると、木々の濃い緑が、海の青さを引き立てます。

対馬は、海の美しさとともに、山の美しさが際立つ島です。道路を走っても、海の近くでも、山の色を感じられるのは対馬のダイナミックな地形のおかげです。

九州百名山の上から見渡す絶景

私がオススメするスポットは、空港から車で15分、歩いて1時間30分の「白嶽(しらたけ)」。標高519メートル、九州百名山の1つで、頂上からは360度パノラマで対馬を感じることができます。

都会のど真ん中にある福岡空港から、自然のど真ん中にある対馬空港へ。福岡からわずか35分で、こんなダイナミックな風景のなかに立てるわけです。

四季折々に変化する、対馬の「色」はこの島の見どころです。どの色の対馬がお好みかか、お気に入りの色を見つけて見てください。

 

【ライタープロフィール】
佐々木達也(ささき・たつや)。長崎県出身でありながら、行ったこともなかった対馬に、仕事がきっかけで住むようになり10年。映像制作などの情報発信を通じ、地域の「ヒト」「モノ」「コト」つなげたいと、各種媒体の記者や司会、各種調査などを行う。