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島旅で「地元感」を味わうなら「民泊」もおすすめ。対馬の暮らし&絶品グルメが楽しめる民泊はいかが?

人気都市・福岡を訪れる人も、福岡に暮らす人も意外と知らないのが「福岡市は離島も近い」こと。福岡を楽しむみなさんにお届けしたい、福岡市内から直行できる離島の魅力を、島に暮らす地元ライターが紹介します。

(取材・文 対馬ライター 佐々木達也)

島の地元感が味わえる「民泊」のすすめ

福岡から最短35分で到着する対馬ですが、南北約80キロメートルの広い対馬を知っていただくには、最低でも1泊はしていただきたいところ。

島内には200室を超える客室を誇る大手ビジネスホテルチェーンや旅館、前回の記事(大陸から伝わった仏教が初めて踏んだ日本の地。対馬の奥深い魅力を知ることができる寺社仏閣めぐり)でご紹介した宿坊などもありますが、最近の対馬では、個性的な「民泊」も広がり始めています。

今回はそんな対馬の「民泊」を紹介いたします。

対馬では、農山漁村での生活体験や農林漁業体験などを提供する民宿業、いわゆる「農泊」と呼ばれる形で、宿泊の受け入れを行っています。

島内の農泊施設をまとめている対馬グリーン・ブルーツーリズム協会には、17軒が登録して営業しています。

海・山・里。対馬の暮らしが楽しめる民泊

対馬の民泊の魅力は、何と言って「海・山・里」が一体となっているところ。海に囲まれ、島の89%が山地である対馬では、昔から漁業とともに農業も行うライフスタイルが定着していました。

平地が少ない対馬では、海岸線にある平地も農地として利用していて、かつては船に農具を積み、漁師さんたちが畑仕事に出かけることもありました。さらに山仕事も盛んで、林業や森で育つシイタケ栽培もおこなわれています。

対馬の農泊では、そんな海・山・里の仕事を体験することができ、対馬の魅力を肌で感じることができます。

体験プログラムはこちらの対馬グリーン・ブルーツーリズム協会ホームページをご覧ください。 

海・山・里の色々な体験ができる!ということは、季節ごとに体験できるメニューが変わり、1年を通じて対馬の魅力を感じられるということでもあります。

民泊のお楽しみは島の家庭料理

そんな対馬の民泊で楽しみなのがやはり食事。それぞれの家庭では対馬の家庭料理が並びますが、なかには個性的な食事が楽しめる民泊施設もあります。

その民泊施設があるのは、対馬の西側に位置する厳原町小茂田(こもだ)。西暦1274年に起きた元寇の古戦場となり、時の武将「宗助国(そうすけくに)」らが祀られている小茂田浜神社にほど近い「小茂田イル・ソーニョです」。

こちらで出される食事は、対馬の新鮮な食材をイタリアンにアレンジしたものです。

料理を担当するのは2017年に民泊を始めた、オーナーの増田廣喜(ますだ・ひろよし)さん。対馬の食材にイタリアンのハーブやスパイスを組み合わせたオリジナル料理でもてなしてくれます。

増田さんはもともと料理好き。「民泊を始めて、食べて喜んでくれる人が増えたことで張り合いができた」と話してくれました。

こちらの民泊では、夏はワタリガニを使ったスープや石焼(対馬の石で魚介類を焼く伝統料理)、冬は対馬のイノシシを使ったすき焼きなど季節に合わせ対馬の恵みを味わうことができます。

対馬のイノシシは、ドングリなどをたくさん食べていることから、脂の乗りがよくおいしいと評判。増田さんはさらに、ハーブなどを使ってイノシシの臭みを取り除き、クセのないお肉に仕上げます。

「肉の処理は、福岡でイタリアンレストランのオーナーシェフをしている息子に教えてもらいました」と話す増田さん。そんな息子さんは福岡市の西中洲で「イル・ソーニョ」というお店を経営。民泊の名前もそのお店からいただいたそうです。

イタリア語で「夢」を意味するイルソーニョ。まさに、家族の夢が詰まった民泊です。

対馬には他にも個性的な民泊があり、皆さんのお越しを待っています。

詳しくは、対馬グリーンブルーツーリズム協会のホームページでご確認ください。