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優勝賞金は510(ごとう)千円!釣りを通じて島とつながる五島列島・新上五島町のチヌ釣り大会とは?

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五島列島といえば釣り好きあこがれの釣りのメッカ! 新上五島で開催されている釣りイベントを、地元ライターが紹介します。

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(取材・文 新上五島ライター 竹内章)

釣りを通じて島とつながる上五島の釣りイベント

島で「豊かさ」が実感できる代表格といえば、魚影の濃さではないでしょうか。

僕が移住した長崎県・五島列島にある新上五島町も「釣りの聖地」ですが2018年、島民有志らが手掛ける島おこしイベント「全日本チヌ釣り大会in上五島」が新たに始まりました。

「五島」をもじった優勝賞金510(ごとう)千円(=51万円)という大盤振る舞いでも話題を集めるこの大会。本格的な釣り愛好家だけでなく幅広い人が本土から参戦、島の魅力発信に一役買っているようです。

釣り好きグループ、親子連れ、カップルが続々上五島入り

本土からやってきたフェリーが島の港に着岸すると、県外ナンバーの車が続々と降りてきました。

友人同士とみられるグループが乗り合わせる姿あり、親子連れやカップルらしき2人組の姿もあり。

2019年5月末、五島列島の新上五島町を舞台とする「第2回全日本チヌ釣り大会in上五島」が始まりました。

全国から集結した釣り好きが腕を競う

この大会は、交流人口の拡大などを目的に、新上五島町の釣り愛好家らでつくる実行委員会が2018年から開催。長崎県本土~五島列島で客船を運航する九州商船(長崎市)をはじめ、釣り具メーカーなどたくさんの協力を得て実施されています。

五島列島は、メジナ(クロ)釣りが盛んですが、難易度がやや高め。そこで、子どもや女性、初心者でも釣りやすく、かつスリリングな引きを楽しめるチヌ(クロダイ)を対象魚とした経緯があります。

2年目となった2019年は期間中、雨に見舞われる一幕もありましたが、九州をはじめ遠くは大阪府などから191人がエントリー。「ロクマル」と呼ばれる夢の60センチを目指し、熱戦を繰り広げました。

気になる51万円の使い道は?

3日間にわたる激戦を制したのは、宮崎県の男性。57・1センチと「ロクマル」にあと一歩及びませんでした。

上位3人が釣り上げたのは、いずれも55センチ以上。本土では簡単にお目にかかれないサイズで、島の海の豊かさを証明する結果となりました。

表彰式で、気になる51万円の使い道を聞かれた男性は「また新上五島に釣りに来る費用に充てたい」とキッパリ。釣り人ならそうでなくっちゃ!と、観客から拍手が沸き起こりました。

せっかく訪れた島旅、釣りの他にも観光や食も満喫したい

2019年大会の参加登録者191人のうち、島外者は126人。まだ産声を上げたばかりのイベントですが、参加者の顔触れをみても分かる通り、幅広い地域の幅広い方々に楽しんでいただいているようです。

運営側も、せっかくの島旅をより楽しんでもらえるよう知恵を絞っています。 

例えば、大会期間は第1回が4日間、第2回が3日間と釣り大会としては長めの設定ですが、この背景には「釣りだけでなく、来島を機に観光や食など島の魅力を満喫してもらいたい」という思いがあります。

「今度一緒に釣り行こうよ」釣りを通じてつながる参加者と島人

2018年の第1回大会の後、ボランティアスタッフの1人が、島のスーパーで第1回大会の参加者に声をかけられる場面がありました。本土から参加していた人で、大会に参加したことを機に「また島に釣りに来た」とのことでした。

大会は2年連続の参加者も多く、僕も今年「あんた去年もスタッフでいたよね? こんな豊かな海の近くで暮らせていいね。またプライベートで来るから、今度一緒に釣り行こうよ」と声をかけられたりもしました。

島が本来持っている魅力を存分に生かし、着実に交流人口増に貢献している新上五島のチヌ釣り大会。釣りを楽しむだけでなく、参加者と島人、そして参加者同士にもつながりが生まれていて、その輪は年を追うごとに広がっています。

上五島の釣り事情は地元発のブログも参考に

島の釣り事情をネットで発信している人はそれほど多くないですが、本業はフリーライターの僕もホームページの一角で釣りブログコーナー釣り人の聖地 五島列島釣り日誌 を設けていますし、地元のフカセ釣り名手・ゴン隊長のブログゴンの釣り日記 では、本格的な釣り事情を知ることもできます。

まだ新上五島に釣りに来たことがない方は、一度目を通してみてはいかがでしょうか。

そして「ロクマル」目指して、一緒に釣りに行きましょう!