Re島ブログReto-Channel Blog

山の恵み「対馬ヒノキ」の香りに包まれながら、木を削りカタチづくるサラダボウルづくりを体験してみました

  • はてなブックマークに登録
  • Pocketに保存する
  • LINEに送る

福岡空港からわずか35分で渡島できる対馬は、海の魅力だけでなく、山の魅力も沢山!今回は対馬の山の魅力を楽しめる体験を地元ライターがご紹介します。

対馬へのアクセス情報はこちらをクリック >>

(取材・文 対馬ライター 佐々木達也)

対馬ヒノキの香りに癒される木工体験

きれいな海に、新鮮な海の幸など、離島といえば「海」のイメージが強いものですが、日本で3番目に大きな島・対馬は、島の89%を山地が占める「山」の島でもあります。

今回は、そんな対馬の山から生まれた「木」を楽しむ木工に挑戦してみました。

対馬北部に位置する上県町佐護地区。佐護平野の入り口にある「対馬ヤマネコ工房」では、対馬の木を使った木工体験ができます。

自宅に工房を構えるのは、島居佳都雄さん。山育ちの島居さんは、サラリーマンとして働く傍ら、木を使ってさまざまな作品を作ってきた人。

現在も、会社勤めをしながら10年ほど前に出会った木工旋盤(機械を使って木を削り作品を作る手法)を使った木の器などを作っています。

木工旋盤の楽しさにハマった島居さんは、会社から家に帰るとそのまま廊下に機械を広げて毎日2時間、木と向き合って腕を磨いていたとのこと。

2012年には対馬ヤマネコ工房を開き、自らの作品を作るだけでなく、地域の人たちにも木工旋盤を教え、観光客に向けた木工体験も行うようになりました。

初めての旋盤!サラダボウル作りに挑戦

鳥居さんを虜にした木工旋盤とはどのようなものなのか。その魅力をお伝えすべく、観光体験メニューを体験させていただきました。

今回作るのは、対馬で育った対馬ヒノキで作るサラダボウルです。

対馬ヒノキは「対州檜(たいしゅうひのき)」とも呼ばれるブランド木材です。

痩せた土地や厳しい寒さなど、厳しい条件のもと育つため、成長が遅い対州檜は、木目が詰まっていて、美しい見た目や香りが強い特徴。建材としても人気で、戦前から全国各地に出荷されていたそうです。

まずは、テスト用の木材を使って、丸く削る練習を行った後、ボウル作りに取り掛かります。

回転する木に、かるく刃物を当てると、勢いよく木が削れていきます。

刃物をスライドさせながら削ることで、立体的な曲線を作っていきます。削るときには、対馬ヒノキの爽やかな香りがあたり一面に広がります。

外側が完成したところで、次は内側に取り掛かります。

外側は意外とすんなりクリアできましたが、内側はこの形に合わせて削るので、難易度が上がります。

途中休憩を入れながらおよそ2時間、ようやく器らしくなりました。

木工旋盤は初めてでしたが、加工する木の特性を指先の感覚で感じながら形を作っていくので、まるで木と対話しているような時間でした。

この後、ヤスリを掛けたり、植物由来のオイルを塗ったりしてサラダボウルの完成です。

毎日眺めたくなるような美しいボウル。僕はサラダよりも、こたつの上でみかんを入れておこうと思います。

対馬ヤマネコ工房の木工体験では、サラダボウル以外にも、湯飲みやアクセサリーボールペンなど、さまざまなものを作ることができます。

島居さんがやさしく教えてくれ、少し失敗してしまっても、手直ししてもらえるので、未経験者でも安心して世界で一つだけの作品を作ることが出来ます。

対馬ヤマネコ工房には、女性の参加者もたくさん来ているそうで、リピーターも多くいるとのこと。

直径25センチのサラダボウルづくりになると時間や力が必要になりますが、ボールペンなどの小さい作品なら、小学校中学年のお子さんでもできそうです。

対馬ヒノキの香りに包まれながら、世界にひとつだけの作品をつくる対馬の自然を感じる時間を、ぜひ体験してみてください。詳しい情報はこちらからもどうぞ。

<対馬への島旅はこちらをチェック>
対馬の基本情報 >>
対馬へのアクセス情報 >>
対馬への旅行プラン >>
対馬への島旅で知っておきたい島事情 >>