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海の厄介ものが絶品ランチに変身!対馬で話題の「そう介メンチカツ」を味わってみました

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福岡空港からわずか35分で渡島できる対馬。対馬で広がる新たな「島の恵み」を味わい、島の暮らしにも貢献できるランチはいかがでしょうか?

対馬へのアクセス情報はこちら>>

(取材・文 対馬ライター 佐々木達也)

対馬の海を守る絶品ランチ

前回の記事対馬の新たな”山の幸”ランチで。美食の島・対馬のジビエ焼肉へ行ってみました)では、島の新たな恵みであるジビエをご紹介しましたが、今回は対馬で話題となっている「海の新たな恵み」をご紹介します。

対馬海峡のちょうど真ん中に位置する対馬は、海流の影響を受けたくさんの魚が集まる漁場として知られています。

おいしい魚がたくさん採れる対馬は、島の沿岸で卵を産んで魚が育つ、魚たちのゆりかごでもあります。

豊かな海に訪れた危機

そんな豊かな海を持つ対馬ですが、最近ちょっと変わったことが起きています。島の周りで卵を産んだり、小魚達の隠れ家となる「藻場」と呼ばれる場所が次々に消えているのです。

これは「磯焼け」と呼ばれている現象なのですが、気候変動による海水温の上昇や、乱獲による生態系の変化、島の自然の変化など色々なことが複雑に影響しあっているので、なぜ消えるのかははっきりしていません。

そんな中、注目を集めているのが、藻を食べる魚の存在です。
 

藻を餌にする魚は、もともと対馬の海に住んでいましたが、海が暖かくなったことで、餌となる海藻を食べる期間が長くなり、そのせいで海藻が十分育てずに、磯焼けが起きています。
 

藻場を守るためには藻を食べる魚を捕獲しなければなりません。しかし、これらの魚は、対馬であまり食べる習慣がない魚だったためり、藻場を守るために捕まえても食べられずにいました。

藻を食べる犯人「イスズミ」

こちらが、藻を食べる魚のひとつ「イスズミ」です。

対馬だけでなく、本州中部よりも南の暖かな海に住んでいます。藻をたくさん食べ、独特の磯臭さがあることから、対馬の人はほとんど食べていませんでした。


しかし、釣ってすぐ血抜きや下処理をすることで、とってもおいしい魚に変身することが発覚。淡白な白身はお刺身で食べてもおいしいといいます。

対馬の厄介者が絶品ランチに変身!

そんな隠れたおいしさを持つイスズミを食べることができるのが、対馬空港のそばにある「肴や えん」です。
対馬の海産物を加工する会社が始めた「肴や えん」は、対馬でとれた新鮮な魚を中心とした定食を提供する、地元の人にも人気のお店です。
この店を切り盛りする犬束ゆかりさんは、海の環境保護などの活動を行っている方で、磯焼けにも強い関心を寄せていました。

そこで犬束さんが注目したのがイスズミ。

下処理や調理法について、お店を切り盛りする合間を塗って研究を続け、作り出したのがこの「そう介(すけ)メンチカツ」です。下処理したイスズミのミンチに、玉ねぎなどを練りこんで味付けしたメンチカツです。

熱々を頬張ると、ジューシーなうまみが口いっぱいに広がります。「美味しくない」といわれていたのがどこへやら、とっても美味しい一品に生まれ変わりました。

犬束さんが、イスズミを「そう介」と名付けた理由には、駆除して食べることで「海そう(藻)を増やす」「そう(創)意工夫でおいしいそう(惣)菜へ変わる」などの思いを込めているそうです。

新たに生まれた「そう介メンチカツ」、魚の新たな魅力を発信しようと、11月に東京でおこなわれた第7回Fish-1グランプリに出展、地域を元気にする国産魚ファストフィッシュ商品コンテストで見事グランプリに輝きました。

磯焼けは海の森林破壊とも言われ、長年、素潜り漁などで海の中を見てきた漁師さん達は急激な海の変化に驚いていますが、海との関係が薄い人たちには、あまり身近な話題ではありません。

食べることを通してもっと多くの人に知ってもらいたいと活動を続ける犬束さん。
 

皆さんも、対馬で犬束さんの熱い想いとともに、熱々で絶品の「そう介メンチカツ」を召し上がってみませんか?

<肴やえん>
対馬市美津島町鷄知乙332−1
電話:0920-54-5081


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