訪れる人を魅了する島の風景に出会える島旅へ。地元カメラマンが写す上五島の四季
2020.02.26 (WED)
福岡から船で直行6時間の上五島には、夏はもちろん、春にも、秋にも、冬にも心震える風景があります。今回はそんな「島の四季」を地元ライターがご紹介。
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(取材・文 新上五島ライター 竹内章)
上五島の四季を楽しむ
デジカメや、スマートフォンに付属するカメラの進歩を背景に、僕が暮らす長崎県・五島列島の新上五島町でも、写真撮影を気軽に楽しむ観光客をよく見かけるようになりました。
季節によって表情を変える自然や、四季折々の伝統行事など、新上五島では撮影素材に事欠きません。
そこで今回は、地元の写真愛好家・中山正寿さんのご協力を得て「島の四季」を写真でご紹介したいと思います。
鮮やかな色が映える、春の上五島
島では、転勤や進学に伴い船で島を離れる人たちを、港で見送る風景が春の風物詩となっています。色とりどりの紙テープがとても色鮮やかで、見送る側も見送られる側も、一生の思い出になるようです。
新上五島には、世界文化遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産のひとつ「頭ヶ島の集落」がありますが、集落のシンボルである頭ヶ島天主堂の近くに、キリシタン墓地があります。
夏は輝く海に、幻想的なホタル
夏は、島が最も輝きを増す季節。新上五島には美しいビーチがいくつもあり、夏場は多くの観光客でにぎわいます。
「蛤浜海水浴場」「高井旅海水浴場」といったビーチがメジャーですが、知る人ぞ知るプライベートビーチもあるとか…。
島は、豊かな自然環境が残されているので、夏にはホタルを見ることもできます。相河(あいこ)川近辺では毎夏、ホタルを鑑賞するイベントが開かれていて、条件さえよければ優雅に宙を舞う姿を楽しむことができます。
秋はやっぱりグルメと文化
秋といえば、お祭り。新上五島で伝承されてきた「上五島神楽」「有川神楽」は、国指定重要無形民俗文化財「五島神楽」の構成文化財です。
神職を中心に長年伝承されてきた神楽で、今も神社の祭礼などで演じられています。獅子や天狗が登場する神楽はとても迫力があり、観光客だけでなく島民にも人気があります。
近年、トビウオ(アゴ)を使った「あごだし」がブームですが、新上五島ではトビウオ漁が盛んです。秋になると、どこからかアゴを焼くいい香りが漂ってくることも。島の秋の風物詩ともいえますが、近年はアゴを焼く家庭もめっきり少なくなってしまったようです。
色を失う冬の島に映えるツバキ
新上五島はツバキが多く自生しており、冬になると赤い花を付けます。
紅葉する樹木がほとんどなく、色を失いモノクロのようにも思える島の冬にツバキの赤はよく映え、鮮やかさが際立ちます。
また、ツバキの種を絞ったツバキ油は、食用や美容に長年利用されており、島人の生活と共にありました。
東シナ海に浮かぶ五島列島では雪はほとんど降りませんが、それでも時折、雪に出会えることがあります。めったに降らないからでしょうか、銀世界となった島はとても幻想的。
狙って見られるものでもありませんが、冬季に観光の来られる方はチャンスがあるかもしれません。
今回は、四季折々の新上五島を写真でご紹介しましたが、このほかにも、まだまだ魅力的な景色や行事、グルメなどがあります。
一度島に足を運んでいただき、新上五島の魅力をご自身の手で発掘してみてはいかがでしょうか。
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