神々の住まうパワースポット・屋久島で神に祈るならどこがいい? めぐるべき5社の由来や見所
2020.02.18 (TUE)
山の神様を大事にする山岳信仰が息づく屋久島は、パワースポットとしても知られています。そんな屋久島を旅するなら、訪れたいのが「神社」。今回は、地元ライターが屋久島で訪れたい5つの神社を紹介します。
(取材・文 屋久島ライター 菊池淑廣)
神々の島で神社めぐり
古くから山岳信仰が息づく屋久島は、いわば神々の島。あらゆる山の頂には祠があり、神様が祀られているばかりか、麓にも数多くの神社が点在しています。
今回は、そんな屋久島にある神社の中から、僕自身が訪れて気持ちよいと感じるおすすめの5社を紹介します。
(※屋久島の山岳信仰および後述の岳参り(たけまいり)については、過去記事『「山岳信仰」に見る屋久島の本質と奥深さ<前編>あまり知られていない「島人が山に上らない日」とは?』をご参考ください)
屋久島の守護神を祀る「益救(やく)神社」
数ある屋久島の神社の中で、どこよりも参拝しておきたいのが、宮之浦集落にある「益救神社」。
由緒記によれば、古くから「救いの宮」とも呼ばれ、今後もますます救って下さる神様のお宮だという感謝の思いを込めて「益救」の字があてられたとのこと。
主祭神は「天津日高彦火火出見尊(あまつひこひこほほでみのみこと)=山幸彦」で、宮之浦岳(1936m)の山頂にも祀られている屋久島の守護神です。つまり、奥宮としての宮之浦岳に対して、益救神社が里宮としての役割を果たしているといえます。
ほかに、「大山祇尊(おおやまづみのみこと)」、「木花開耶姫尊(このはなさくやひめのみこと)」、「塩土翁尊(しおつちのおきなのみこと)」、「豊玉彦尊(とよたまひこのみこと)」、「豊玉姫尊(とよたまひめのみこと)」、「玉依姫尊(たまよりひめのみこと)」の七柱の神々が祀られています。
また、離れ小島の神社でありながら、平安時代の書物「延喜式神名帳」に記載されている「式内社」のひとつで(当時の薩摩、大隅、日向における式内社は、益救神社を含めて8社のみ)、屋久島はもとより南九州においても重要視されていた、由緒ある格式の高い神社であったことがうかがえます。
山岳信仰の拠点、「牛床詣所(うしどこもいしょ)」
ご神体に巨岩を祀る「小山(おやま)神社」
御祭神は、「玉依姫尊」と「綿津見尊(わたつみのみこと)」で、縁結びのご利益があるとされています。
白塗りの鳥居をくぐると拝殿があり、その奥には山の斜面を登るように道が続いています。登り切ったところに小さな鳥居があり、その背後には大きな岩塊、つまり御神体が祀られていて、屋久島らしい自然美と神聖な空気感に包まれています。
アコウの大木が神々しい「住吉(すみよし)神社」
樹齢700年の大杉が林立する「船行神社」
神社をめぐって、屋久島の真髄に触れる島旅を!
屋久島には、ほかにも清々しい気分になれる神秘的な神社がたくさんあります。僕自身は、スピリチュアルな感覚は持ち得ていませんが、そういった心地よいと思える場所には、神様がいらっしゃるような気がします。
屋久島にいらっしゃる際は、ぜひ自分の足で神社をめぐって、相性のよい神様と出会ってみてはいかがでしょうか? きっと屋久島の神髄に触れる島旅となるでしょう。
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