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神々の住まうパワースポット・屋久島で神に祈るならどこがいい? めぐるべき5社の由来や見所

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山の神様を大事にする山岳信仰が息づく屋久島は、パワースポットとしても知られています。そんな屋久島を旅するなら、訪れたいのが「神社」。今回は、地元ライターが屋久島で訪れたい5つの神社を紹介します。


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(取材・文 屋久島ライター 菊池淑廣)

神々の島で神社めぐり

古くから山岳信仰が息づく屋久島は、いわば神々の島。あらゆる山の頂には祠があり、神様が祀られているばかりか、麓にも数多くの神社が点在しています。

今回は、そんな屋久島にある神社の中から、僕自身が訪れて気持ちよいと感じるおすすめの5社を紹介します。

(※屋久島の山岳信仰および後述の岳参り(たけまいり)については、過去記事『「山岳信仰」に見る屋久島の本質と奥深さ<前編>あまり知られていない「島人が山に上らない日」とは?』をご参考ください)

屋久島の守護神を祀る「益救(やく)神社」

数ある屋久島の神社の中で、どこよりも参拝しておきたいのが、宮之浦集落にある「益救神社」。

由緒記によれば、古くから「救いの宮」とも呼ばれ、今後もますます救って下さる神様のお宮だという感謝の思いを込めて「益救」の字があてられたとのこと。

主祭神は「天津日高彦火火出見尊(あまつひこひこほほでみのみこと)=山幸彦」で、宮之浦岳(1936m)の山頂にも祀られている屋久島の守護神です。つまり、奥宮としての宮之浦岳に対して、益救神社が里宮としての役割を果たしているといえます。


ほかに、「大山祇尊(おおやまづみのみこと)」、「木花開耶姫尊(このはなさくやひめのみこと)」、「塩土翁尊(しおつちのおきなのみこと)」、「豊玉彦尊(とよたまひこのみこと)」、「豊玉姫尊(とよたまひめのみこと)」、「玉依姫尊(たまよりひめのみこと)」の七柱の神々が祀られています。

また、離れ小島の神社でありながら、平安時代の書物「延喜式神名帳」に記載されている「式内社」のひとつで(当時の薩摩、大隅、日向における式内社は、益救神社を含めて8社のみ)、屋久島はもとより南九州においても重要視されていた、由緒ある格式の高い神社であったことがうかがえます。

さらに益救神社の興味深い点は、一般的に寺院で見られる仁王像が境内の一角にあること。これは、屋久島には古くから神仏混淆の風習があったことを物語っており、屋久島町の指定文化財にもなっています。参拝と併せて、屋久島の歴史と精神文化にも触れてみてはいかがでしょうか。

山岳信仰の拠点、「牛床詣所(うしどこもいしょ)」

益救神社と同じ宮之浦集落にある「牛床詣所」も、訪れておきたい神社のひとつ。屋久島の山岳信仰における重要かつ神聖な場所で、宮之浦集落の「岳参り(たけまいり)」の拠点となっており、町の指定文化財にもなっています。
御祭神は「大山祇尊」。山の神とされることから、屋久島では大山祇尊を祀った神社が数多くあります。
お社の横には「一品法寿大権現(いっぽんほうじゅだいごんげん)」と書かれた石塔がありますが、これは益救神社の主祭神でもある「天津日高彦火火出見尊」のことで、仏的な別名とされています。これもまた、神仏混淆の風習を示しています。
また、お社の背後には、苔むした石塔がたくさん並んでいます。これらは昔、疫病退散や大漁、安全などを祈願して奉納されたものですが、一部のファンの間では、映画『千と千尋の神隠し』のワンシーンにそっくりな場所としても知られています。
益救神社の宮司さんによれば、ここは「屋久島の神々の集合場所」でもあるそうなので、ご利益がたくさんいただけるかもしれませんね。

ご神体に巨岩を祀る「小山(おやま)神社」

永田集落にある「小山神社」は、御神体がふたつの「陰石」岩塊という屋久島でもめずらしい神社。集落の奥まった場所にひっそりと建ち、厳かな佇まいを漂わせています。

御祭神は、「玉依姫尊」と「綿津見尊(わたつみのみこと)」で、縁結びのご利益があるとされています。

白塗りの鳥居をくぐると拝殿があり、その奥には山の斜面を登るように道が続いています。登り切ったところに小さな鳥居があり、その背後には大きな岩塊、つまり御神体が祀られていて、屋久島らしい自然美と神聖な空気感に包まれています。

ユニークなのは、絵馬の代わりに「貝」を奉納していること。拝殿には貝殻の入った缶が置かれていて、「開(貝)運 縁結びの神」と書いてあります。絵馬に比べて書くスペースが小さいので、お願いごとは短く端的に、また、細いペンを持っていくとよいかもしれません(笑)

アコウの大木が神々しい「住吉(すみよし)神社」

志戸子(しとこ)集落にある「住吉神社」も集落の奥まった場所に静かに佇む神社です。農道わきに立つ鳥居をくぐり、杉並木の参道を進むと、モダンなデザインのユニークな手水鉢が出迎えてくれます。
苔むした階段を上ると、深々とした森に囲まれた拝殿が見えてきます。その奥には本殿がひっそりと建ち、その横にはひと際大きなアコウの木が、まるで御神木のような佇まいを見せています。まさしく南国らしい風情を漂わす神社です。
御祭神は、「底筒男命(そこつつおのみこと)」、「中筒男命(なかつつおのみこと)」、「上筒男命(うわつつおのみこと)」のいわゆる「住吉三神」と、「息長帯姫命(おきながたらしひめのみこと)」。一般的には海の神々といわれますが、益救神社の宮司さんによれば、経済と医療の神々でもあるそうです。

樹齢700年の大杉が林立する「船行神社」

船行(ふなゆき)集落にある「船行神社」は、安産と子宝の神様として、女性にご利益があるといわれています。船行という名前の由来は、古くから女性が多く訪れた場所であることから、「女(ふね)が行く(船=子を宿す女性の象徴とも)」が転じて船行という説があります(諸説あります)。
境内には、里地ではめずらしい樹齢約700年と言われる杉の大木が林立しています。船行大杉と呼ばれ、町の指定文化財にもなっています。
本殿は三等分されていて、御神体が三体祀られていますが、益救神社の宮司さんによると、これは益救神社と同様の祀り方で、格式の高い神社であることを示しているそうです。
主祭神は「大山祇尊」で中央、両隣はその御子だろうといわれていますが、一体は「木花開耶姫尊」、もう一体は不明だといわれています。現在も女性が多く参拝に訪れ、安産や子宝を祈願した絵馬が多数奉納されています。

神社をめぐって、屋久島の真髄に触れる島旅を!

屋久島には、ほかにも清々しい気分になれる神秘的な神社がたくさんあります。僕自身は、スピリチュアルな感覚は持ち得ていませんが、そういった心地よいと思える場所には、神様がいらっしゃるような気がします。

屋久島にいらっしゃる際は、ぜひ自分の足で神社をめぐって、相性のよい神様と出会ってみてはいかがでしょうか? きっと屋久島の神髄に触れる島旅となるでしょう。


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