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打ち上げ花火、隣の国から見る。日本で唯一外国の花火が見られる島「対馬」

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福岡空港からわずか35分で渡島できる対馬。韓国第2の都市「釜山」を望む展望台からは、海の向こうで打ち上げられる花火を見ることができます。

(取材・文 対馬ライター 佐々木達也)

対馬へのアクセス情報はこちら>>

 

東と西の海の向こうに見える陸地  海を隔て、50km先は韓国。見えるも見えないも運次第

対馬は、九州本土と朝鮮半島の中間に位置している島ですが、中間地点は島の南側でそこから北に向かって島が伸びています。そのため北に向かうほど朝鮮半島に近づく事になり、対馬との最短距離では50㎞を切るほど近くなります。

秋から冬にかけて気温が下がると、空気が澄んできます。すると、島の西側の海が見える場所から朝鮮半島を望む事ができ、国境の島を実感することができます。また東側には、60㎞離れた、壱岐や世界遺産の沖ノ島、さらに遠くの九州本土を望むことができます。

対馬では海が見える場所の多くでそれらを見ることができ、更に小高い場所では両方を見ることができることから、「海の先に陸があるのならばそこに行きたい」という、対馬の人々の古からの想いを感じることができる景色が広がります。

海のかなたに街が浮かぶ。韓国展望所からの風景

対馬の最北端、上対馬町鰐浦にある韓国展望所からも、朝鮮半島を見ることができますが、こちらからは人口300万人を超す韓国第2の都市釜山の街並みが見えることがあります。

条件が良ければ、釜山にそびえる高層マンション群などが昼間でも見ることができるのですが、夜は街灯が灯りもっと見やすくなります。

韓国展望所から釜山の市街地までおよそ60㎞ほどですが、釜山の街がくっきりと浮かび上がります。場合によっては、道路を走る車の動きがわかるほどです。

海の向こうで打ちあがる8万発の花火

そんな韓国展望所からは、1年に1度釜山で打ち上げられる花火を見ることができます。釜山にある広安里ビーチ周辺では、毎年11月上旬に「釜山世界花火大会」が行われています。1時間で8万発が打ち上げられ、韓国では最大規模となる花火大会は、韓国国内はもちろん、日本からも観覧ツアーが行われるほどの人気を博す花火大会です。

その花火が、国境を隔てた対馬からも見ることができるのです。

この花火大会の見どころでもある、全長8kmの広安里大橋の端から端まで打ちあがる花火は、音は数秒ずれて聞こえますが、対馬からもハッキリとみることができ、見ごたえ十分です。

現在のところ、今年は11月7日に行われる予定とされていますが、昨今の情勢でどうなるかは不透明です。ただ、もし開催されて対馬で見ることが出来れば、究極のソーシャルディスタンスが取れる中での花火大会と言っていいでしょう。

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