故郷対馬を人生の楽園に!絶品!夫婦で作るこだわりの石釜ピザとパン
2021.01.13 (WED)
福岡空港からわずか35分で渡島できる対馬。寒さが厳しくなるこの季節は、海や山の幸がさらに美味しくなり、食の楽しみも旅の一つになります。
ただ今回は、普通の対馬旅では見つけることが出来ないお店をご紹介!お腹も、心もほっこりすること間違いなしです。
(取材・文 対馬ライター 佐々木 達也)
自宅を改装したお店で食べる焼きたてピザ。雰囲気も味も大満足!
博多港からのフェリーや高速船が入港する厳原港から車で15分。厳原町佐須地区は、1274年に蒙古軍が大挙して押し寄せた元寇の古戦場で、昨年発売され世界的なブームを巻き起こしているゲーム「ゴーストオブツシマ」の舞台ともなった場所です。
その佐須地区にある一軒の家が、今回ご紹介するお店「赤坂倶楽部」です。
家の裏にある赤坂山から名付けられたこちらのお店は、2019年の1月にオープンしました。
街中から離れた山あいにあり、週末のランチタイムだけオープンしています。時間になると大勢の地元の人たちで賑わいます。
このお店で食べることができるのが、石窯で焼いたピザ。この家の住人でもある桐谷さん夫婦が注文を受けてから焼くこだわりの一品です。
ピザは、トマトやピーマン、玉ねぎやベーコンなどが入ったミックスピザ1種類のみですが、ふっくらと焼きあがった生地、絶妙な焼き加減のトッピングが、何とも言えない美味しさです。
ピザは、店内のお座敷で食べることもできますが、庭にはベンチやテーブルが置かれているので、季節の花や鳥の声を聞きながら食べると、美味しさが一層引き立ちます。
Uターンで故郷へ。みんなの笑顔を見たくてお店をオープン。
この店のご主人、桐谷秀士(ひでひと)さんと幸子(ゆきこ)さんご夫妻は、対馬で生まれ育ち、福岡で暮らしていました。
定年退職後は、故郷である対馬と福岡を行き来する生活を続けていましたが、5年ほど前に幸子さんの実家であるこの家に戻ってきました。
対馬に帰った二人は、自然豊かな故郷を満喫しようと、様々な事にチャレンジしました。
その中で、島外に住む子どもや孫が対馬に訪れた時に、美味しいピザやパンを食べてもらおうと作ったのが石窯です。
石釜はもともと器用だった秀士さんが福岡にいる頃習った体験教室を参考にレンガで作り、会社勤めの傍ら料理教室に通い栄養士の資格まで取った幸子さんがピザやパンを作りました。
その味は家族だけでなく、地域の人たちも喜んでくれるほど大好評!
多くの人たちが喜ぶ姿を観た桐谷さんご夫婦は、お店を開くことを決意。
もともとあった暖炉や台所を改装して、パンとピザの店をオープンさせました。
まず売り出したのが、全粒粉のパン。自分たちの納得が行く食材を使いたいと、小麦を育て、製粉まで自分たちで行っています。
そしてピザは、裏庭で育てた鶏から生まれた卵を使って作る生地に、自家製のトマトや玉ねぎなどをのせ、幸子さん手作りのピザソースをたっぷり塗って仕上げます。
ピザは良い状態の石窯で焼けるだけしか作らないのが夫婦のモットー。週末限定でお店を開けるのも、そんなこだわりからです。
お腹も心も満たされる対馬の隠れたグルメスポット。
お二人のこれからの目標は、ここを「人生の楽園」にする事。
自分たちのやりたいことを通じて、色々な人に笑顔を届けたいと考えています。
【店舗情報】
店 名 石窯ピザとパン 赤坂倶楽部
電話番号 0920-56ー1102
営業日 土曜・日曜のみ
営業時間 11:30~15:00
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