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五島列島・新上五島町の隠れた特産品「うどんすくい棒」を知っていますか?

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長崎県・新上五島町の特産品「五島うどん」を食べるときに欠かせないアイテムが「うどんすくい棒」。

今回は土産としても人気が高いこの商品をご紹介したいと思います。

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このアイテムを知っていれば新上五島通! 知られざる特産品「うどんすくい棒」

長崎の離島・新上五島町の定番土産といえば「五島うどん」ですが、新型コロナウイルスの感染拡大による「巣ごもり需要」としてこの乾麺にも注目が集まり売れ行きが伸びました。

一方、島の土産物屋で五島うどんを購入する観光客が、うどんと一緒に手に取るのが「うどんすくい棒」。

今回は、この隠れた新上五島の特産品をご紹介します。

(取材・文 新上五島ライター 竹内章)

上五島

観光客にも人気 新上五島町の隠れた特産品

サンドペーパーで木材などを研磨する工具「電動サンダー」の電源が入ると、小気味良い機械音が周囲に響きました。

 

「回転しているサンドペーパーにね、こうやって竹を押し付けて形を整えるんです」。長崎県の離島・新上五島町で暮らす石倉清夫さん(76)は、そう言って慣れた手つきで竹の棒をどんどん磨き上げていきました。

 

石倉さんが作っていたのは、新上五島の特産品「五島うどん」をすくって食べるときに使う「うどんすくい棒」と呼ばれる道具。

 

「隠れた特産品」として、島を訪れた観光客に人気のアイテムです。

屋久島

五島うどんと一緒に購入する観光客多数

五島うどんは、ゆで上がったうどんを鍋ごと食卓まで運び、鍋の中からアツアツのうどんをすくって食べる「地獄炊き」という食べ方が島の伝統的な食べ方です。

 

ところが、五島うどんは一般的なうどんより細身で、かつ新上五島特産のツバキ油を塗ってあるので、表面がツルツル。これがのど越しの良さを生んでいますが、箸ではなかなかつかみにくいのが実情です。

 

そこで活躍するのが「うどんすくい棒」。その名の通り、鍋からうどんをすくう時に使う道具で、スプーンのような形をした棒の先に、麺が逃げないようトゲトゲがついています。パスタをゆでるときに使うパスタレードルに似ていますね。

 

木製や竹製など素材はいろいろあって、形もかっちりとした規定はありません。お値段は300~500円程度。お手頃です。

 

新上五島で一番人気の土産品は五島うどんなんですが、観光客がうどんと一緒に購入する場面をよく見かけます。

いつ頃から作られていたのか調べましたが、はっきりとしたことは分かりませんでした。

屋久島

職人さんはわずか数人 後継者の確保が課題。

うどんすくい棒を作っている職人さんは、実は島に数人しかいません。

 

石倉さんは、元大工という経歴を生かして10年ほど前に作り始めたそうですが「作業もなかなか大変だから廃業を考えている」とのこと。

 

イノシシが増え、原材料である孟宗竹もなかなか取れなくなってきていることも、追い打ちをかけているそうです。

 

島で土産物店などを運営する町観光物産協会では「うどんをすくう作業はとても楽しくもあり、子どもたちも大喜び。食卓の会話も弾みます。このまま職人さんがいなくなるのは食い止めたいです」と話しています。

 

島の文化でもあるすくい棒の灯を消さないよう、後継者育成を進めるとともに、観光客の皆さんには、たくさんすくい棒を買っていただき、業界を後押しして頂きたいと思います。

 


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