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南の島で紅葉狩り? 屋久島の絶景紅葉スポット3選&快適ウェアリング術

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全国各地から紅葉の便りが届く中、10月になると南国の屋久島も、夏の様相を残しつつも秋の気配が漂うようになります。常緑樹がベースの屋久島の森は、標高の高いエリアでは落葉樹も混交するため、緑の森と紅葉の森、両方が見られるようになります。気候的にも山歩きを楽しむには快適な季節。そんな屋久島の絶景紅葉スポットと、秋山を快適に歩くためのウェアリング術を紹介します。

(取材・文 屋久島ライター 菊池淑廣)

 

屋久島へのアクセス情報はこちらから>>

秋こそオススメ! 南国・屋久島の紅葉狩り

屋久島は、年間の平均気温が20℃くらいある亜熱帯の島。一般的に温暖な地域では、落葉樹が少なく、常緑樹を中心とする森林が広がります。そんな南の島で紅葉狩りなんか出来るの? と思うかもしれません。

 

屋久島なら出来るんです!

 

麓は亜熱帯でも、例えば縄文杉のある標高1300メートル付近では、東北地方並みの気候となるため、落葉樹も多く見られるようになります。

 

山全体が燃えるような豪華絢爛な紅葉とはなりませんが、緑の森に赤や黄色が散りばめられた趣深い紅葉が楽しめるのです。

オススメの絶景紅葉スポット①~淀川(よどごう)

屋久島で紅葉狩りが楽しめるスポットは、数多くありますが、落葉樹が多く見られるようになる標高1000メートル以上の森がねらい目となります。

 

なかでも宮之浦岳ルートにある淀川は、周囲の景観はもとより紅葉が最も美しい場所のひとつ。標高約1360メートルの淀川登山口から小一時間ほど歩いて淀川小屋にたどり着くと、そのすぐ近くをゆったりと流れています。

まるでガラスのように透き通った川沿いに立つコハウチワカエデの紅葉は見事で、ガッツリ登山をしなくても楽しめるのが魅力のひとつといえます。年によって前後しますが、例年11月初旬あたりが見頃でしょうか。

オススメの絶景紅葉スポット②~縄文杉

健脚向けにはなりますが、屋久島を代表する人気スポットの縄文杉も、秋は紅葉狩りが楽しめるルート。

 

前半のトロッコ道沿いでは、ヤクシマオナガカエデやナナカマドなどの紅葉が随所で見られます。落葉が敷き詰められたトロッコ道は、どことなく情緒が漂います。

標高約1030メートルにあるウィルソン株付近から縄文杉にかけては、コハウチワカエデやヤマシグレ、アオツリバナなどの紅葉や、ヒメシャラやハリギリなどの黄葉が緑の森に彩りを添えます。緑と赤と黄色が共存する森の風景が見られるのも、屋久島ならではの趣深い紅葉といえます。

また、縄文杉をはじめとする屋久杉の巨木に着生した落葉樹が色づけば、まるで屋久杉が紅葉しているかのような、それこそ屋久島でしか見られない風景が展開します。

 

このルートは標高差があるため、標高の低い場所から高い場所にかけて、例年10月下旬あたりから11月中旬あたりまでが見頃となります。

オススメの絶景紅葉スポット③~白谷雲水峡

もう少しライトなトレッキングで紅葉狩りを楽しみたい! という人には、白谷雲水峡もオススメです。
登山口周辺から展開するヤクシマオナガカエデやナナカマドなどの紅葉を眺めつつ、濃密な苔の緑も楽しめるのがこのルートの魅力です。苔の上にポトリと落ちた赤や黄色の葉っぱとのコントラストは格別です。

そしてなんといっても、標高約1050メートルの太鼓岩から見下ろす小杉谷の紅葉は見応え十分。10月下旬から11月上旬あたりに照準を合わせて、絶景紅葉スポットを目指してみてください。

秋の屋久島って、暑いの? 寒いの?

「10月や11月の屋久島って、まだ暑いですか?」

「どんな服装で行けばいいですか?」

 

登山ガイドをしていると、お客様からそんな質問をされることがよくあります。

南の島の秋山トレッキングとなれば、果たして暑いのか寒いのか、具体的にイメージしにくいのでしょう。

 

屋久島では、11月中旬くらいまでは、最高気温が20℃を下回ることはほとんどありません。朝晩は涼しくなっても、日中はTシャツ1枚でも過ごせる陽気です。

 

しかしそれは、あくまで麓での話。例えば標高約1300メートルにある縄文杉へ行くとなれば、気温は平地に比べて約8℃、場合によってはもっと下がります。さらにこの時期は、その日の気象条件によって気温も大きく変動します。

 

どんなウェアを持っていけばいいか、悩む人が多いのもうなずけます。

屋久島の秋山を快適に歩くためのウェアリング術

屋久島の秋山は、行動中は暑くなり、休憩中は寒くなるというシーンが増えてきます。

 

それに対応するためには、TシャツまたはロングTシャツで歩ける服装をベースにしつつ、フリースやソフトシェルタイプのジャケットなど、状況に応じてさっと羽織れる防寒着があるといいでしょう。また、秋に限らずレインウェアは必須装備になるので、これを防寒着として活用すれば、対応の幅が広がります。

 

さらに、思わぬケガなどで山中に停滞せざるを得ない状況を想定して、ライトなタイプのダウンジャケットをザックに忍ばせておくことをおすすめします。軽量でコンパクトになるので負担にならず、いざという時に大きな助けとなるはずです。

秋の紅葉トレッキングにおけるウェアリングについては、これで準備万端!

あとは状況に応じて、脱いだり着たりして調整すれば、快適に南の島の紅葉狩りが楽しめるでしょう。

 

さあ、お目当ての絶景紅葉スポットの見頃にねらいを定めて、いざ屋久島へ!